メイクの技術だけを教えてくれるレッスンではなく、心のレッスンも中心にあったように思います。
自分を知る、相手を知る、心のあり方を考える。イゴ先生から以前「メイクだけを変えてもすぐに元に戻ってしまう、心が変わらなきゃ。」と聞いたことがあります。
イゴ先生のプロコースはただメイクが上手く出来る人を育てるんじゃなくて、その人の心の状態について一緒に考えることの出来る人を育てる、そんなレッスンだったように思います。
「色んなメイクセラピストがいていい、正解なんてない。」修了式でイゴ先生が言った言葉。その言葉通り、自分自身の個性を知り、それを生かしたメイクセラピストになったらいいよ、そう教えてくれた感じでした。
心のあり方を考えるというのは、意識していないとすぐにしなくなってしまって、いつも通りの自分になってしまう。だからイゴ先生は根気よく繰り返し繰り返し、いつも心のあり方について教えてくれました。そして、心が変わると色んなことがすごく変わっていくことも。それを伝えていける人になってほしいって言ってくれてたんだと思います。
でも私がそれに気づいたのは修了式の終わった後です。その時、初めから終わりまでの、様々な点が線になってつながったように思いました。あ、何で気づかなかったんだろう。初めからずっとイゴ先生は同じことを伝えてくれてたのに、何でわからなかったんだろうって思いました。
イゴ先生の教えてくれてることに気づかなかったのは、途中から私が大きな勘違いをして、自分が好きならそれでいいやん、楽しかったらテキトーでいいやん、となってしまったからです。でもそれは間違い。
特に修了式は自分のストーリーを語ること、そしてゲストを楽しませて驚かすことがテーマ。人に楽しさや感動を伝えるためには、まずこんな風に心が変わったんだよって伝えることと、メイクセラピストとして成長したことを伝えるために、ゲストのいいところを見つけてメイクで表現できるようメイク技術を努力する必要があったんですが、私はそれをテキトーにしかしてこなかったことに気づきました。
テキトーで自分だけが楽しむのでは、ゲストを喜ばせることも、驚かすこともできない。ゲストはそんな私を見ても驚きも感動もしないし、テキトーで技術の足りないメイクしても喜ばせることもできない。それに気づいたのは同じメンバーのまりちゃんに修了式前日言われたことがあったからです。
まりちゃんのように一緒に学ぶ仲間の存在もプロコースでは大きかったです。みんなオシャレでカッコいい人達ばかりだから、オシャレに自信がない私は気遅れして、イゴ先生と一対一のほうがいいなと思ったこともありました。
でも私とは全く違う人達だからこそ、受ける刺激があったり、また途中から努力放棄した私をみんな最後まで見守ってくれて、助けてくれたりしました。出会いは大きいと思います。
私はレッスン中には気づかなかったことが多すぎて、その時の場面場面でもったいないことをしたと思うけど、修了式の最後にでも気づけてよかったと思います。
プロコースでイゴ先生が伝えたかったことにあのまま気づかずにいたら、きっと本当にもったいなかったから。プロコース、受けてよかったって思います。
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